世界一怖い話”牛の首”とは?聞いた人が死んでしまう怪談の危険すぎる内容について

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”牛の首”の怪談だけは面白半分に検索してはいけない―。

今回この怪談についていろいろと調べていくうちにそう思いました。

 

今や、このワードは「検索してはいけない言葉」の代表として挙げられています。

 

なんでも、聞いたものは3日以内に死んでしまうとか、途中まで聞いていた人が倒れてしまったとか、不気味な怪談であるのには変わりありません。

 

今回は、この牛の首の内容について、またそれに類似する都市伝説も見つけてきましたのでまとめて書いていきます。

 

牛の首とは?原作者は小松左京?

牛の首とは、インターネット上で「検索してはいけない言葉」として警告されている怪談話の一つです。内容は3種類ほどあり、Youtuberも動画で牛の首について紹介しています。

 

「『牛の首』というとても恐ろしい怪談があり、これを聞いた者は恐怖のあまり身震いが止まらず、三日と経たずに死んでしまう。怪談の作者は、多くの死者が出たことを悔い、これを供養するため仏門に入り、人に乞われても二度とこの話をすることは無く、世を去った。この怪談を知るものはみな死んでしまい、今に伝わるのは『牛の首』と言う題名と、それが無類の恐ろしい話であった、ということのみである」というもの。

―出典 Wikipedia

Wikipediaでもこのように説明がありました。

 

出典を辿っていくと、1965年に小松左京さんが短編小説の中で「牛の首」という短編小説を書き、そこから広く知られるようになったのではないか、とされています。

 

一方、作者の小松左京さんは「このお話を書く前に出版界では小咄としてあった」と話しているので、どうやらもともとあるお話をリメイクして書いている作品のようです。

 

聞いた人間が死んでしまうなど不幸の訪れる怪談の内容は一体どんな内容なのでしょうか。

 

牛の首~恐怖のみが伝わる怪談~

小松左京さんの『ショートショート全集』に書いてある作品の中身はこのようになっています。

 

物語は、S氏とT氏というふたりの友人が「私」に対し、『牛の首』という怪談があると持ちかけるところから始まります。
『牛の首』を知らない「私」がふたりにその内容を教えてくれと頼み込みますが、彼らは「思い出すのも嫌だ」、「この話を人にすると悪いことが起こり、聞いた者も3日とたたずに死んでしまう」などと強く拒絶します。

「私」はさまざまな人物に『牛の首』を知っているかと聞いてまわりますが、ほとんど全員が「知っているが、話したくない」と答えるのです。躍起になった「私」はやがてその話の正体を探ることに心血を注ぐようになり、ある日ついに、その話を知っているというミステリー小説の大家・O先生の家に押しかけますが……。

出典―httpss://pdmagazine.jp/works/scary-novel/

 

こちらのサイトで紹介されていた牛の首は、誰もが「知っているが、話したくない」と話すのを拒むほどに怖い怪談のようです。

 

結論を言うと、誰もが「牛の首」という怪談は知っているものの、知っているのは「話の中身」ではなく「牛の首という怪談が怖い」という事だけで、誰も内容を知っている人がいない怪談、なのです。

 

とんちのような構成ですが、恐怖だけが一人歩きするのは何とも都市伝説のようですね。

 

牛の首~大飢饉が生んだ残酷な物語

「恐怖だけが語られる都市伝説」という側面を持ちながら、実は本当に内容があったともされています。

 

そのお話では、明治初期に起きた大飢饉がきっかけとなっています。

天保4年の晩秋、夜も更けた頃、この南村に異形の者が迷い込んできた。
ふらふらとさまよい歩くその躰は人であるが、頭部はまさしく牛のそれであった。
数人の村人がつかまえようとしたその時、
松明を手にした隣村のものが十数人現れ、鬼気迫る形相にて、
「牛追いの祭りじゃ、他言は無用」
口々に叫びながら、その異形の者を捕らえ、闇に消えていった。
翌日には村中でその話がひそひそと広がったが、
誰も隣村まで確認しにいく者はいなかった。

出典―牛の首 | 放課後の怪談

 

村の村の間で「牛追いの祭り」と称して、隣村の人間をさらっていったのです。

 

しかも、大飢饉のため村人は食べ物がなく、身ごもった赤子を殺して食物にしなければならない程だったのです。

 

しかし、当時はそれでも死んでしまった家族や生きる見込みのない弱った人間を仕方なく食していたのですが、この隣村の行いは非道としか言いようがありません。

 

村民はもちろん親兄弟も、凄まじき修羅と化し、
その様はもはや人の営みとは呼べぬものであったろう。
このことは誰にも語らず、その村の記録は破棄し、廃村として届けよ。
また南村に咎を求めることもできまい。
人が食い合う悲惨さは繰り返されてはならないが、
この事が話されるのもはばかりあることであろう。
この言葉を深く胸に受け止めた役人は、それ以後、誰にもこの話は語らず、
心の奥底にしまい込んだ。

―何の関係もないと思われた南村の者が、隣村の民全員を牛追いの祭りと称して狩り、
食らったのが真実である。そうでなければ全員の骨を誰が埋められるものか・・・

出典―牛の首 | 放課後の怪談

 

大飢饉の中で隣村の人間を食い物にしていたお話を忘れてはならない、と村の一部では語り継がれていたようです。

 

こんなお話が人間と人間の間で行われていたのかと思うと、気味が悪くもありますが、そうでもしないと生きていけない程貧しい時代があったことは忘れてはならないような気がします。

 

牛の首~狂気の殺戮者のお話

最後に、牛の首にはもう一つ別のお話があります。

隣り合う2つの村から女性と牛が消えていくという事件が起こった。

お互い相手の村のせいにし合っていたが、犯人は一方の村の村長の息子だった。

女性をさらっては首を切り落とし、そこに牛の首を据え付け自分も牛の頭皮を被っては女性と行為を繰り返していたという。

出典―牛の首 | 放課後の怪談

 

女性と牛を殺し、自身の欲を満たすためだけの殺戮を楽しんだ人間の怪談です。

上の二つに比べると、このお話が一番惨く、狂気に狂った人間のお話で一番気味が悪いと思います…

 

牛の首に似た怪談―赤い洗面器

牛の首に似た怪談の中で、”赤い洗面器”という怪談がありました。

 

この怪談にはいわゆる”オチ”というものがなく、主人公が赤い洗面器を頭に乗せた男になぜ洗面器を乗せているのか尋ねたところ「それは君の…」という所で話は終わってしまいます。

 

こちらも話の内容がないにも関わらず怪談として話される少し変わったものでした。

 

牛の首に似た怪談―鮫島事件

鮫島事件は牛の首に非常に似た怪談です。2chで話題になったこのお話ですが、

”鮫島事件”というのは架空の事件で、興味を持った新参に対して「その事件を思い出させるな」「ネタだから詮索するな」と何かあるかのような口ぶりでイメージだけを拡げ、

 

いわゆる「知っているものだけが知る」というネット上だからこそできる口コミ型の怪談なのです。

 

しかし、この鮫島事件は「表」の情報で、「裏」では実在している事件が動いているとか…

 

私もこれ以上は書き込めないので、もし知りたい方は自己責任でお願いいたします。

 

いかがでしたか?

牛の首はお話としても簡単に話せる内容なので、怪談話として広めてみては。

 

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