最も残酷な処刑器具”ファラリスの雄牛”とは?なぜ作られた?映画やアニメでも話題に

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今でこそ、紛争などがない地域では戦争もなく、平和な毎日を過ごすことができています。しかし、過去には想像を絶する拷問や処刑が行われてきた事実があります…

その中でも”最も残酷だ”と話題の処刑器具こそ『ファラリスの雄牛』です。

一体何の目的で作られたのか?そして、誰が作れと命じたのか?

 

映画やアニメでも話題のファラリスの雄牛について、今回はまとめてみました。

ファラリスの雄牛とは?

『ファラリスの雄牛』とは、紀元前6年頃に作られた処刑器具で、見た目は牛の形そっくりのため一見すると牛の銅像のような見た目をしています。

 

形状は人ひとりが中に入れるようになっており、処刑の際に中に人を入れて鍵を閉め、下から火で炙ります。その時に暑さによってもだえ苦しむ処刑者の声が牛の唸り声のように聞こえる事も一つの特徴となっています。

 

このような残酷な処刑は今までになかったため、今なお語り継がれる処刑方式として話題になっています。

 

処刑される人にとってみれば、狭い牛の中に入ったと思えば鍵を閉められ出られなくなり、挙句の果てに死ぬまで焼かれるのですから残酷極まりない処刑方法だと思います…

ファラリスの雄牛は誰が作ったの?その目的は?

ファラリスの雄牛は、シチリア島の僭主であるファラリスが「もっと斬新で新しい処刑がみたい」という理由で、鋳物師のペリロスに命令し作られたのがきっかけです。つまりはファラリスの趣味によって作られた処刑器具だといっても過言ではありません。

 

ちなみにこの僭主(せんしゅ)というのは、血筋によって代々決められていた王様の地位を自分の実力のみで這い上がりなった人の事を言います。

 

統治者になったのはいいのですが、横暴な性格が島の人々を困らせていました。

ペリロスは要望通り『ファラリスの雄牛』を作り献上しました。すると、

ファラリスはペリロスに向かって「試せ」といい、作成者のペリロス自らが初めての処刑者となったのです。

 

ただ、ペリロスによってファラリスの雄牛が汚れてしまうのが嫌だったファラリスは死ぬ手前くらいでペリロスを外に出し、結局は崖から突き落として殺してしまったとされています。

 

そこからというもの、ファラリスの雄牛は処刑器具としてだけではなく、牛の鳴る音を宴に用いるなど娯楽としても使われていたそうです。

焼くときに出る人間の匂いは香草を焚いてごまかし、催し物として利用されていたそうです。

 

その後、キリスト教の殉教者を処刑する名目でも利用され、250人以上もの処刑者が出たとされています。

最終的にファラリスの雄牛を作らせた本人も、僭主の地位をはく奪され、自らが作らせた処刑器具によって処刑されたそうです。

 

それ以降、ファラリスの雄牛は海に捨てられたため現物は残っていないらしいのですが、どこかで似たようなものが作られていると思うと恐怖です。

ファラリスの雄牛を使っている作品は?アニメや映画でも登場

処刑器具として非常に残酷な性質を持つファラリスの雄牛ですが、今ではアニメ、マンガや映画などでも度々登場するので、知る人ぞ知る処刑器具となっています。

 

たとえ灰になっても(2015年~2019年)

『たとえ灰になっても』は鬼八頭かかしによる『負けたら死』のゲームに勝ち自分の望みを叶えるために、主人公がゲームに参加し戦いを繰り広げるマンガです。

 

現在は作者が逝去してしまったため打ち切りとなりましたが、お互いのウソやハッタリを見破りながら行うゲームと、相手の裏の裏をかく主人公の策略についはまってしまうような漫画です。

 

この中でも、実際にゲームに負けた「山田」が処刑される際にファラリスの雄牛によって殺されています…

 

インモータルズ―神々の戦い―(2011年)

インモータルズは、ターセム・シン監督が手掛けた、ギリシャ神話をもとに世界を創造した神々と人類の戦いを描いた作品です。実際のギリシャ神話とはほとんど関連はないみたいですが、この中でもファラリスの雄牛で処刑されるシーンが登場します。

確かに、神話の中にはファラリスの雄牛は出るはずがないので、あくまで創作として楽しむための映画ですね。

 

他にも、SAW THE FINAL(ソウ・ザ ファイナル:2010年)でも似たような処刑器具が登場しますので、この処刑器具は今の人々にとっても最も残酷な処刑器具として映っているのだと思います。

 

 

いかがでしたか?

海外には鉄の処女(アイアン・メイデン)など様々な処刑器具がありますので、興味のある方は探してみては。

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