”妖怪”はいつ生まれた?日本の伝承”妖怪”の起源

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日本人の皆さんなら、「妖怪」を知らない人はいないのではないでしょうか。

 

「妖怪」は、日本の古くから伝わる口頭伝承の一つで、江戸時代頃から絵巻などで形づくられるようになりました。

 

親世代であれば『ゲゲゲの鬼太郎』、最近の子どもなんかでは『妖怪ウォッチ』など妖怪をモチーフにした作品はたくさんありますね。

 

 

そして、先日このようなツイートをしました。

 

ふと考えてみたのですが、日本における都市伝説って『妖怪』だな、と思ったのです。

 

日本の文化としても根強い『妖怪』ですが、なぜ人々に知られるようになったのでしょうか?

そもそも、『妖怪』の定義って何なのでしょうか?

 

今回は、そういった疑問を解決していきたいと思います。

 

 

妖怪の定義とは

 

妖怪(ようかい)は、日本伝承される民間信仰において、人間の理解を超える奇怪で異常な現象や、あるいはそれらを起こす、不可思議な力を持つ非日常的・非科学的な存在のこと。(あやかし)または物の怪(もののけ)、魔物(まもの)とも呼ばれる。

妖怪は日本古来のアニミズムや八百万の神の思想と人間の日常生活や自然界の摂理にも深く根ざしており[1]、その思想が森羅万象に神の存在を見出す一方で、否定的に把握された存在や現象は妖怪になりうるという表裏一体の関係がなされてきた[2]

―出典『Wikipedia』

Wikipediaによると、妖怪は人間の理解に及ばない現象や存在のことを指すようです。アニミズムというのは、『モノや物質の全てには魂が宿っている』という信仰のような考え方です。

このアニミズムにもとづいて妖怪を見たときに、森羅万象における神様の反対に位置するモノとされるようです。

 

つまり天使でいう堕天使が妖怪ですよ、といったところでしょうか。

 

そして、定義としては『存在を指す』だけでなく『不可解な概念や現象においても妖怪とされる』場合があるため、正確に「これは妖怪」「これは妖怪じゃない」という区別はつけられないのが正直なところです。

 

超常現象や怪しい事が起きたときに「…これって妖怪の仕業じゃね?」というのがまさにここでいう『妖怪』なのです。

 

”妖怪”という言葉はいつ生まれた?

下記記載の『妖怪うぃき的妖怪図鑑』さんのブログによると、”妖怪”という言葉が生まれたのは奈良時代の宝亀8年頃だそうです。

 

そこから平安時代~江戸時代にかけて妖怪の類である『化け物』や『もののけ』にちなんで話が広まり、明治時代にはある人物がきっかけで「妖怪」という言葉が学術用語として利用されるようになっていったそうです。

妖怪うぃき的妖怪図鑑

つまり、言葉としての”妖怪”が広く使われるようになったのは実は明治時代からなのです。

え?江戸時代じゃないの?

と私も調べていて思ったのですが、江戸時代では「妖怪」という言葉はあるものの、それが世間一般に浸透している言葉ではなく、むしろ「魔もの」や「もののけ」といった言葉が用いられていました。

 

その後、明治時代に井上円了さんという哲学者が「妖怪なんていう非科学的なものは信用に値しない!」と妖怪を真っ向批判し科学的に妖怪を否定していったため、今までお話として広まっていた怪現象に「妖怪」というワードが定着していったようです。

 

この井上円了さんは『妖怪学』の創始者でもあり、科学的な観点から妖怪を研究しようと始めた人なんだそうです。

 

例えば、昔から伝わる「こっくりさん」。特殊なボードに10円玉を載せ指を置き、「こっくりさんこっくりさん」と質問をすると勝手に10円玉が動く、という降霊術ですが、

 

井上円了さんは「こっくりさんの話を聞いたうえで行うのだから、聞いた通りにすれば脳が無意識に指を動かせと指令を出しているに過ぎない」と科学的観点により論破しているお方です。

 

「妖怪なんていない」と言い続けた結果、妖怪という言葉が定着する、という少し不思議な生まれ方をしているのが、妖怪です。

 

井上円了さん曰く「この世の全ては妖怪であるが、全て科学的に説明がつく事象である。そして、人間の理解の及ばない超常現象(真怪)であるなら人間に理解しえないため認識することすら叶わない」と解釈しています。

 

当時は科学的知見が今に比べて遅れていたために、人々の間で妖怪の仕業として処理されていたのかもしれません。

 

もし、あなたの周りで説明のつかないことが起きたときは妖怪の仕業かも?

 

 

 

 

余談ですが、「水木しげるロード」のある香川県には、『妖怪美術館』なんてものもあるらしいです。

(妖怪美術館の詳細はこちら妖怪美術館|MeiPAM )

 

妖怪好きな人なら、ぜひ一度足を運んでみては。

 

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